ボッチャ競技

ボッチャの歴史

古代ギリシャの球投げ。
6世紀のイタリアで現在の原型が生まれました。
語源は、「bottia」ラテン語に由来します。

ボッチャの競技とは

ボッチャは、ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障害者のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目です。
ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのカラーボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。障害によりボールを投げることができなくても、勾配具(ランプス)を使い、自分の意思を介助者に伝えることができれば参加できます。
競技は男女の区別なくBC1~BC4のクラスに別れて行われ、個人戦と団体戦(2対2のペア戦と3対3のチーム戦)があります。

個人競技

個人競技の図説C1対1で対戦する。スローイングボックス3(赤)、4(青)で競技し、各自のカラーボールを1エンド6個使用します。
4エンドの合計得点により勝敗を決定します。

団体競技

1ゲーム1チームに1回タイムアウトが認められています。
これは、監督・キャプテンがエンドとの間に要求できます。

団体競技の図説  団体競技の図説

図解解説

図解解説

コートレイアウト

コートレイアウト 社団法人 日本ユニバーサルボッチャ連盟より

コートマーキング(計測図)

コートマーキング
社団法人 日本ユニバーサルボッチャ連盟より

用具の説明

用具 説明
ボッチャボール 1セット:
皮革製または合皮製で周長270±8mm、重さは275±12g
ジャックボール1(目標球)、カラーボール(6個)、青(6個)のボール
コイン コインとすで先攻後攻を決める。分かりやすい(見やすい)ものがよい。ジャンケンでも可
指示版 赤または青の投球順序を指示するもの。卓球のシェイクハンドのラケットを使用してもよい
計測器具 メジャー:ボールとボールの間の距離を測定する。
コンパス:微妙な距離(メジャーで測定できない距離)を測定する
時間測定器具 各選手が(赤または青)が制限時間内で投球する時間を測定する。
ストップウォッチやキッチンタイマーなど。赤(1個)合計2個を用意
デッドボール入れ アウトボールになったボールを入れるもの。選手・審判が確認できる位置に置く
得点板 特定を示すもの
スコアカード 審判が試合の進行状況や結果を記入し、ゲーム終了後各選手の署名をもらい、提出する

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